2009年10月29日

ジョールリ100公演



 11月18日。

 18年ぶりに復活した旧上那賀町の「川俣農村舞台」の人形浄瑠璃公演を見てきました。

 そこに辿り着くまでは、何度も引き返したくなるような山深い里に、

ひっそりとたたずむ農村舞台。

 普段は人影もなく、杉林に囲まれて凍りつくような空気に圧倒されそうな境内。

 しかし、この日ばかりは、人、人、人の波。

 よもや、この村にこんな賑わいが帰ってくるとは、

誰一人夢にも思わなかったんではないでしょうか。

 あの顔もこの顔も満面の笑みにあふれ、

「昔はさもありなん」と想像される、

1年1度の村の祭りの熱気に溢れていました。

 懐かしい昔へと、村ごとタイムスリップ したような、

 夢とも現実とも判断しかねるような不思議な光景の中に、

いつまでもどっぷりと浸っていたい心地良さを感じました。

 きっと、また、来年も。

2009年10月28日

嗅覚スイッチ

何にも束縛されない時間って、

何ものにも替えがたいって思う。


忙しいと余計にそう感じるのは、

きっとみんな同じ。


僕の場合、

自由な時間を、

嗅覚で意識することがある。


今の季節なら、

ひとつは、キンモクセイの香り。

もうひとつは、田んぼでもみ殻を焼いている匂い。

最後のひとつは、潮の香り。


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2009年10月27日

やけにうれしかったので・・

皆さんに勝手に報告します。

明日10/28(水)放送の、連続テレビ小説「ウェルかめ」のエンド写真に、

私、タビスキーが撮影した写真が登場予定です。

以前に徳島放送局がエンド写真を募集していて、ダメもとで応募してみたのですが、
先週見事、「採用します」メールがNHKから届きました。

まさか採用されるとは思っていなかったので、めちゃくちゃうれしかったです。

明日の放送がとても楽しみです。

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2009年10月26日

ウェルカメくんにぎわいステージ

朝ドラ「ウェルかめ」、けっこう評判いいみたい。

四国の右下を訪れる観光客も増え始めてる。


そこで、地元でも盛り上げようと始まった、

「ウェルカメくんにぎわいステージ」。


オープニングを飾ってくれたのが、

地元、海部高校の郷土芸能部。


女の子主体の太鼓演奏。

りりしく、さわやかな太鼓の音が秋の空に響き渡たる。





演奏の技術、阿波踊りを交えたオリジナル曲。


どれをとっても、レベル高かった。


なにより、生徒さんたちの礼儀ただしさ、はつらつさが印象に残りました。




続いて、登場してくれたのが、

美波町由岐地区の「ゆきっこ連」。

由岐地区でのイベントを終えて駆けつけてくれた。

子供たちのかわいい阿波踊りが、なんともほほえましい。



道の駅日和佐で始まった、このイベント。

毎日曜日と祝日。

出演者大募集中!

詳しくは、道の駅日和佐0884-77-2121担当:後藤さんまで。

2009年10月23日

こんなところでええ臭い

所用で日和佐川の通称くじら岩付近へ行ってきました。


 夏場は地域の子供達の絶好の川遊び場です。

 車を降りて歩いていくと何やらええ臭いが・・・。サザエの壺焼きに匹敵するええ臭いです。

 鼻をひくひくしながら、探しながら歩くとありました。




キンモクセイ。樹高3メーター強、大きな木にようけ花が咲いてます。



ちなみにキンモクセイは中国原産、江戸時代に日本に入ってきたと言われています。雌雄異株で日本には

雄株しかないので、種子は出来ません。従ってずうーっと昔に誰かが植えたってこと。つまりすぐ近くに

人の生活があったってことやね。

 夏以外は余り人気がないので、人知れず毎年、芳香を漂わせているのでしょう。

「香りに誘われてられて人が来たのは何年ぶりですか」ってな事を木に聞いてみたい気持ちになりました。









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2009年10月22日

薬王寺3

 薬王寺の階段を数えてみました。

 
  山門直後 18段

  女厄坂  33段

  手水場辺  1段

  男厄坂  42段

  本堂横   5段

  還暦厄坂 61段

 で、合計  160段


 160段というと、私がよく行く建物が、

1階分が、おおよそ22段なので、

薬王寺の瑜祇塔のある場所は、

おそらく7~8階に相当します。


 一気に登ると、いい運動になります。


                  還暦厄坂




                 男厄坂




                 女厄坂

2009年10月20日

流れ星

こんばんは。

今週はオリオン座流星群が見られるそうですね。

大浜海岸で寝ころんで待ってたら、いっぱい見れるかな。



(日和佐うみがめ博物館カレッタ内にあった案内板です。)


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2009年10月19日

夜明け

久しぶりに早起きして海に出かける。




昼と朝の境界線。



生見ビーチの朝いち。
不思議な色合い。






たった数分で色を変えていく。


2009年10月16日

ボウゼ

秋がだんだん深まってきましたね。

だんだん寒くなってくると、魚の塩もん(干物)が旨くなってきます。皆さん焼き魚は、生のやつと塩もんとどちらが好みですか。Shiは塩もんです。

ちなみに、うちのあたりでは生魚の状態を「ぶえん」の魚と言います。「ぶえん」は漢字で書くと「無塩」です。

塩もんにする魚は、季節ごとに色々あるけんど今の時期はアジとこいつ。ボウゼです。



標準和名はイボダイ。四国の右下と言うよりも徳島県でのソールフードです。調理方法はアジとほとんど同じですね。塩もんも当然グーです。



間もなくこいつは、ビールと一緒にShiの胃袋におさまります。(笑)

塩もんには「ぶえん」にないうま味があると思います。磯臭い魚なんかは、塩もんにすると磯臭さがかえってアクセントにかわって旨く感じたります。面白いですね。

本来は調理法というより、貯蔵方法ですがなかなか奥深いです。

醤油かけたりする人もおるけんど、Shiは何にもかけずにかぶりつくんが好きですね。


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2009年10月15日

薬王寺2




 薬王寺の境内に、

大きな楠の木が2本あります。

 葉陰に吹く風が心地よい青色のベンチに座って、

ボーっとしていると、 

まるで楠の木が見守ってくれているようで、

とても穏やかな気持ちになりました。

 我知らず、苔むした大きな木の幹肌に、

そっと手のひらを合わせてみると、

木の中から、不思議な鼓動が伝わってくるようで、

何か生きる勇気をもらったような気がしました。


2009年10月14日

タヌキの館

この前、タヌキの館を発見しました。

タヌキの館はワンルーム、眺望最高、風通し抜群、南阿波サンライン第一展望台徒歩0分です。


2009年10月12日

10日振りに投稿します。
出羽島の猫のことを次に書くといいましたが、
その前に最近の東京都民の休日の様子を、ちょっとだけ報告します。


この風景は、東京のお台場です。
でも、ちょっと見慣れた角度とは違うのでは?
そう、よくある写真が芝浦あたりからのものだとすれば、
この写真は、10月10日(かつての体育の日)に、
城南島海浜公園という、
デイキャンプ場と原っぱと巨大ドッグランがある公園から撮ったものです。
いわば裏お台場といったところでしょうか。
この城南島海浜公園は、
20年程前には近隣の住人(品川区、大田区の一部住民)しか訪れない
小さな地味な公園でしたが、ここ数年の間に拡張され、整備され、
デイキャンプ場でバーベキューする人々や釣り人で
休日はものすごい賑わいをみせるようになりました。



この公園は「ヘ」の字型の敷地で、裏お台場に臨む一辺から、
もう一方の辺へと足を伸ばすと、
人工の砂浜が広がり、その向こうには羽田空港が望めます。



こんな公園が、実は東京湾の水辺には幾つもあります。
そして、どこも休日は人で賑わっています。
特に何か特別な遊具が置かれていたり、イベントが開催されているわけでもありません。
何もしないで、家族や友人やペットと普通に時間を過ごしている人の姿があるだけです。
休日を、公園で何もしないで過ごすことで、
仕事などで疲れた心身がリフレッシュされる。
東京湾の濁った水辺でも、そういう効果があるのですから、
四国の右下の透明な海や美しい川の流れを前にしたら、
その効果は計り知れないくらい大きくなるのではないでしょうか。
「ウェルかめ」で四国の右下の美しい風景を多くの都会人にもみてもらえるというのは
そういう意味でも千載一遇のチャンスだと思います。
頑張れウェルかめ!














日和佐八幡神社秋祭り

最高の秋晴れとなった三連休。

はじめて、日和佐の八幡神社秋祭りを見に行った。


おみこしさんが1台海に入るくらいの祭かと思ってたけど、

とんでもなかった。



それぞれの町のチョーサ(太鼓屋台)8台が町中を練り歩く。

時には回転し、

時には波のようにうねる。





「サーセ、サーセ!」



「イッサンジャイ!」



勇壮な掛け声と、



身体が踊りだす、拍子木と太鼓のリズム。



男子の血が騒ぎ出す。









最後は、海へ。



地元に住んでる人、出て行った人、

みんなが、集まって町全体がひとつとなる。

徳島が日本に誇れる祭だと思う。


声かけて頂いた皆さん、

すみません、

来年は「いっさんじゃい!」

担がせていただきます。




2009年10月10日

伊勢エビまつり~*:.。☆..。.(´∀`人)

今年も  10/11(日) 朝9時より

「海陽町 伊勢エビまつり」 を開催します♪



わぁ━━ヽ(●´∀`)○´∀`)ノ━━ぃ!!



今年は「宍喰漁港」でします d(≧∀≦)

場所はココ↓↓↓ (〃^∇^)


\_(´∀`★)<アクセスマップです♪クリックしてね!




鮮魚伊勢エビの即売や、海陽町の特産品(採れたての野菜干物など)

商工会青年部の屋台(からあげやきそばなど)もあります Σd(ゝ∀・)イイ




伊勢エビのみそ汁無料サービスは、午前10時より

先着500名様となっております。


どれもこれも、売り切れごめん!!です


どうかご了承ください <(_ _*)>ペコリ





みなさんのご来場、お待ちしております!!





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2009年10月9日

草履とうちわ

スーパーの鮮魚コーナーにこんなんがあった。



セッタエビです。標準和名はたぶんウチワエビ。

2匹で約300円。さらに半額値引きのシールが貼ってあったので、迷わず買い!!。


特徴的なルックスですが、裏返すとさらに結構グロい?




エイリアンの1シーンを思い出すような風貌ですな。見た目はちょっとグロくてもうまいんよ。

エビやカニの甲殻類は色んな料理法があるけんど、shiが一番旨いと思うんはこれ。



単なる塩ゆでですわ。ゆでたての熱々を、殻を手でむしりとって身にかぶりつく。

これが最高ですね。











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2009年10月8日

薬王寺




 ちょっと思うところあって、薬王寺で手を合わせて来ました。

 考えてみると、子供の頃から、いくつ薬王寺で願いごとをしてきたことでしょう。

 思いどおりに願いが叶ったもの。

 敢えなく涙を飲んだもの。 

 いろんな人生の節目節目が脳裏をかすめ、懐かしく思い出されました。 

 しかし。 

 お祈りしながらも、

 「願いごとは、お寺より神社の方が絵になるなあ」と、ふと思いました。 

 私の願い事も「神だのみ」的なものだったので、

「お寺」で「神だのみ」というのもおかしいなあと思いました。

 あ!

 気がつけば、 願い事をしていながら、何とも失礼なことを口走ってしまいました。

 薬王寺さん、大変申し訳ありませんでした。

 私の願いごと、かなえてください。



2009年10月7日

アウトドアフェスが開催されます♪

四国の右下でこんなイベント情報を入手しました!


























海、山、川の自然に恵まれた四国の右下、南阿波。

10/31と11/1の二日間に渡り、

南阿波の様々なアウトドアが体験できるイベント

「アウトドアフェスwith野田知佑」が開催されます。


世界的に有名なカヌイスト「野田知佑」氏の遊び場である

日和佐川の魅力を存分に満喫できる川遊びもメニューに入っています。


川ガキはもちろん、山ガキ、海ガキも楽しめ、

また、アウトドア初心者の方も気軽に参加できるイベントです。


そのほか、アーティストによる野外ライブも行われたり、

ここでしか食べることのできない地元の特産品なども満喫できるようです。


この月末、どこ行こうかなぁなんて悩んでいる方、

これは四国の右下に迷わず「Go」ですよ!



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2009年10月6日

伊島の見えるカフェで

お茶してきました。



海の見える側がカウンター席になっていて、迷わずこっちを選んで、

双眼鏡が置いてあって、

話はそこそこ、そのうち双眼鏡を覗くのに夢中になって、

連絡船が伊島に急いでいく様子を眺めたり、

波が作り出している不安定な三角形に注目したり、

鳥や魚を探してみたり、

刻々と変わる空の色の変化を楽しんだり、

最近食べた中では一番だと思えるケーキを食べたりして、

あっという間に時間は過ぎていきました。



食べる前に写真撮ればよかった、それだけが心残り。


2009年10月3日

Perfect Day



生見ビーチで、がっつりサーフィン。

海から上がって、ふと考えた。


「そうだ、宮嶋さんに会いに行こう。」

宮嶋さんから、「たい焼きの魚拓」高知展を、

高知市土佐山にあるアトリエで開催するから、と、

案内をもらってた。


午後2時、生見を出発。

室戸岬経由で、高知市に向かう。


足回りをリニューアルした愛車の感覚を楽しみながら、

西に傾いていく太陽を追っかけて、

海沿いのワインディングを走る。


お気に入りのBGMと光り輝く太平洋。

どこまでも走って行けそうな自由を満喫する。



高知市からさらに山に入ること30分。

鏡川の上流のほとりのアトリエに到着。


宮嶋さんがいつもの人懐っこい笑顔で出迎えてくれた。


夢にまで見た、たい焼きの魚拓たちと出会えた、やっと。




オーナーの奥さんが、ゆずジュースをご馳走してくれた。


甘酸っぱい絶妙のバランスが、ロングドライブの疲れを癒してくれる。









たい焼きの魚拓の「なぶら」。


圧巻。








宮嶋さんのオリジナルたい焼き。






知らない人がいるといけないので、解説しておくと、



宮嶋さんの魚拓は、天然物のたい焼きだけ。



天然物とは、1匹ずつ焼型に入れて焼かれたもののこと。




全国でも30店ほどしか残存していないという。



ちなみに四国では存在が確認されていない。








徳島ゆかりのたい焼きを発見。




有名な料亭「青柳」の小山さんが作ったたい焼き!



焼型作成に300万円はさすが。






宮嶋さんを高知市まで乗っけて、二人で夕食。



「どんこ」という料理屋に連れてってもらう。





カツオの塩タタキ、ツガニ(モズクガ二)の汁、


マグロのハランボの塩焼き、さば寿司。




特にカツオの塩タタキ、

正直言って、これまでに喰ったタタキのなかでダントツに旨かった。




ごちそうさま。





再会を約束して、高知道から帰る。



中秋の名月と追っかけっこしながらドライブ。



高知市から阿南市の我が家まで、なんとジャスト2時間。

こんなに近いんだ、高知市って。





すべてが最高だった、秋の土曜日。








編集後記


宮嶋さん、なんと愛機のニコンを僕の車に置き忘れ。


危うく徳島に持って帰るところを寸前で気づいて電話した。


照れながら、ニコンを取りに来たプロカメラマン宮嶋さん。


「このことは誰にも言わないですよね。」


はい、誰にも言いませんから。









2009年10月2日

shiのソウルフード「タチイオ」

 今日の昼飯です。スーパーの総菜コーナーで買うてきました。



 前にヒメイチの記事を書いたときに、タチウオの寿司に関心を示された方がいたのでアップします。ちなみに漁師だった、うちんくのじいちゃんは「魚」のことを「イオ」って発音しょりました。うちんくのじいちゃん風に発音して「タチイオ」です。

タチイオを3枚におろして、塩をあてて酢でしめたものをネタにします。皮は付いたままです。皮はシャリ側になってます。



 タチイオは煮ても、焼いても、揚げても、どんな料理にしても旨いですよね。ガキの頃じいちゃんと船でよう釣りに行ってました。ようけ釣れるんで毎日のように食卓にのぼってました。

 うちんくの辺りでは、寿司もほうやけんど酢で食べることが多いんが特徴かなあ。ハスイモとタチイオのなますもこの時期の定番のおかずです。寿司もなますもまさにShiにとってのソウルフード。関東で生活していたときに最も食べたかった食事かも知れません。

多分、Shiの体の1/3ぐらいはタチウオでできてると思います。(あと1/3がアジで、残りはその他の食品です(笑))


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2009年10月1日

陸奥の人気者わさおに会った

はじめまして。
勝手に「四国の右下応援団長」を名乗るよそ者です。

早速ですが、一昨日、青森県の津軽地方、鯵ヶ沢という町へ行ってきました。
あの世界遺産、白神山地の入り口の一つであるとともに、
日本海の豊かな幸が水揚げされる漁港でもあります。
同じ海でも、四国の右下とは趣がまったく違う。



この鯵ヶ沢までわざわざ出かけた理由は、今、話題の「ブサかわいい秋田犬 わさお」に
会うためです。わさおがいるのは、地元名産の焼きイカ屋、菊谷商店と聞いて、
強い風が吹き抜けるなか、海辺の坂道をとぼとぼ昇っていきました。
店の脇には、イカのカーテン。あの志村けんさんも訪れたと看板に書いてありました。
店の中でイカを焼くおばさんに、わさおのいる場所を聞いたところ、
「残念だねえ、いま、わさお君はいねえよ」と、つれない返事。
お母さんと一緒に散歩中でした。
そこで、留守中のわさおの家を撮影。


この「わさおハウス」のすぐ横から、浜辺へ降りていく道が見えました。
ひょっとして、この先が散歩コースかも?と考えついてしばらく歩くと、
いたいた、わさお君がいた!
思ったよりもデカイし、歩き回りながらウーウー吼え声だかうなり声だか
わからない低く太い声を発しています。
でも、そんな様子とは違って、とっても人懐こいのがわさお君。


近寄ってくるわさおの頭を撫でてやった途端、
「手だけはだしたらいかん!」と一喝されました。
軽トラックの運転席から、こちらをキッと見つめるわさおのお母さんでした。

でも、よくみると、とても優しそうな肝っ玉母さん、という感じ。
「秋田から来たのか」
「いや、東京からです」
「ほお・・・・」
「わさお君に、どうしても会いたくて来ました」
と、挨拶している間も、わさおはうろうろ歩き回ったり、座り込んだり。
何枚か写真を撮って礼を言うと、何事もなかったかのように親子(?)は
散歩を再開しました。


わさおをこの世に広く紹介したのは
「メレンゲが腐るほど恋したい」というブログです。
このブログの作者は、実が、イカのカーテンを見たくて鯵ヶ沢まで来たそうですが、
そこで出会ったのが菊谷商店のお母さんと一緒にいた白い変な秋田犬でした。
なぜ、この秋田犬が「メレンゲ」の目に留まったのか、ずっと考えていました。
その理由が、思っていた通りのものだった。
つまり、
鯵ヶ沢、津軽の荒涼とした風景とその中で逞しく、明るく生きる人々の醸し出す風土が
わさおの姿を妖精のように浮かび上がらせた。そんなことを確信した次第です。
こんな風土のなかから生まれ出るべき妖精が、実は四国の右下にも隠れているのではないでしょうか。
先月、牟岐の出羽島をちょっとだけ訪れたのですが、
この離島の路地や空き地で、ペルシャ猫やシャム猫の血が、明らかに混ざった猫たちを発見しました。
ひょっとして、出羽島は妖精の島かもしれない。そんな気がします。
次回は、出羽島の猫について書きたいと思っています。
今後とも、よろしくお願いいたします。